使いやすい風速計の種類はどんなものか

風速を測るための測定器のことを風速計といいますが、風速計は3~4枚の羽根で風を受けて、風の力によって羽を回し風の強さを測定します。一般的に風速10メートル以上15メートル未満の風は『やや強い風』、風速15メートル以上20メートル未満の風は『強い風』、風速20メートル以上25メートル未満の風は『非常に強い風』、風速30メートル以上の風を『猛烈な風』と称していますが、風の強さや風向きというのは漁業や農業、建築に航海など幅広く分野に多大なる影響を及ぼすため、人類は古来よりさまざまな方法で風の強さを測定してきました。今でも旗のたなびき方である程度風の強さを知ることはできますが、気象観測など厳密な測定が必要な場合は風速の数値化が不可欠で、そんな時に活躍するのが風速計です。

風速計は用途に合わせてさまざまな種類があります

風速を測る風速計には、特長によって熱線式や機械式、超音波式にピトー管式、防水カップ式などさまざまな種類に分類することができます。たとえば、白金線や半導体を加熱して風で冷却される度合いから風の強さを計算する熱線式の風速計は、微風の測定に優れ、主に室内や工場内の気流を読む際に用いられており、風杯や風車の回転数を測定して風の強さを計算する機械式の風速計は、主に気象観測に用いられている風速計です。また、音の伝わる早さが風によって変わることを利用した超音波式の風速計や、風圧を風速に換算して風の強さを計算するピトー管式など屋外に設置するタイプの風速計もありますが、超音波式やピトー管式は設置や管理が大変なため、熱線式や機械式の風速計ほどは普及していないのが現状となっています。

使いやすい風速計の見つけ方とは?

風速計には熱線式や機械式などさまざまな種類があり、それぞれ特長も異なります。たとえば、微風の観測に適した熱線式は持ち運びが簡単なものが多く、風向きに関係なく風の速度を観測することができますが、機械式の風速計のように長期間風の強さを観測し続けることはできないなどのデメリットな部分もあります。そのため、使いやすい風速計を見つけるためにはそれぞれのタイプの風速計のメリットやデメリットについてしっかり把握しておくことが大事です。また、熱線式や機械式など風速計のタイプに限らず、製品によって風の強さを測定できる数値が異なるため、風速計を使う際にはその風速計がどれくらいの強さまで観測することができるのか、また、どのくらい弱い風まで測定可能なのか確認した上で使用することも大切です。